こころの癒し エピローグ
生きて行くだけで精一杯だと空しい気持ちになる。
映画を見たり、本を読んだり、音楽を聞いたり、それらは皆、こころの癒しになるだろうけど、生活するための問題の解決にはならないように思う。
ヒットする映画を作れば、そこで使われた音楽や俳優や、あるいはロケ地だとか、話題になるもの全て、潤いが得られる。
その潤いのため、我々消費者は対価を支払っている。
生活すれば、経済活動があれば、「なにかしよう」とすれば、心の問題にぶつかり悩むことになる。
本は、ころこの癒しや肥やしになるだろう。
音楽は、こころの癒しやころこを豊かにし、潤いを与えるだろう。
映画が、こころの癒しや人生を考える材料を与え、生活にインパクトを与えるだろう。
五感に訴えかけるもの全て、他に味覚や触感もある。
それらは、与えるものと、享受するものに分れ、相互に絡み合っている。
ジョニー、何を言っているか解るかい?
そう秘密がまだ残されている、が今は、その話題に触れないでおこう。
ガラスに映った一人の男が、おまえに話しかける。
いいだろう?ミスターマイセルフ