ミステリーショッパー
ミステリーショッパーを始めてから2年目になる。
人体実験
恐ろしく古いものが見つかった。
そういえば何十年前か若いころ貰った記憶がある。
「アルファ米」と書いてある。
非常食のごはんである。
今の価格で200円くらいで売られているようだ。
裏面に作り方が書かれている。
水で40分、お湯で10分で出来るらしい。
見た限り、大して劣化していないようだ。
食べてみようと思うが命の保証は無いだろう。
どんな味がするか、今でも食べられられるかが知りたい。
人体実験開始。
開け口に「TAB」と書かれているところを引っ張るとチャックの上の部分が糸で切られて口が開くようだ。
お湯を沸かして、目印の線までお湯を入れてチャックを閉める。
あとは10分待つだけだ。
10分経過、いよいよ開けてみる。
少し薬臭いような香りだが、確かにご飯が炊き上がっている。
お茶碗2杯分くらいある。
器に入れて、これだけだと味気無いので、ネギ味噌を混ぜて、更にお酒のおつまみに大量に作っておいた、おつまみメンマを混ぜ、大葉を乗せてみる。
見た目には、筍の炊き込みごはん風で美味しそうだ。
命がけの試食開始(笑)
ごはん自体の味は、食べられないほど不味くは無いが、それほど美味しいものでもないようだ。
やはり、濃い味付けにして食べ易くすることが正解のようだ。
製造年月日を確認してみる。
文字がかすれているが「891011製造」と書いてあるようだ。
何と26年前!!(@_@;)
食べ終わって、少しお腹の様子が気になる。
食後5時間経過。
お腹の様子は問題無いようだ。
実験は成功だろうか?
まだ、生きている\(^o^)/
こころの癒し 家族
ぼくは、他の人とは幾分違った人生を送った。
残りの人生も少なくなったというと寂しい話だが、ぼくにとって人生とは何だったのだろうか?
ぼくの人生は、生まれたときから雨か曇のような天気だったと思う。
他人との関わりは、最初から壊れていた。
ぼくの未熟なプライドは、人並みの生活に憧れ見栄を張ることが多かった。
いつも自分で自分を傷つけながら、醜い性格を隠して平生を装うことで精一杯だった。
ぼくは、そうして心を閉ざして生きてきたのだ。
家族とは何なのだろうか?
ぼくにとって父と母と自分の記憶はあるが、兄弟は対立だけだった。
壊れた家族は、容赦ない争いを招いた。
ぼくは夢を見ることを許されず、生きることは苦痛に思われた。
ぼくは、あてもなく一人で自転車に乗って彷徨った。
そうすると、そこが父親と来た場所だったと思い出し愉快な気持ちで一杯になれた。
ぼくの魂は、そこに留まり、未来を見る勇気は失われていった。
そんなぼくにさえ、神様は妻に巡り合えるチャンスを与えてくれた。
ぼくの未熟な心は、しばし隠され、秘密を暴かれることは許されたのだ。
それが、ハッピーエンドなら、奇跡だったろう。
それから一波乱、二波乱どころではなかった。
だが今度は一人では無かった、何度も嵐に見舞われ、沈みかけた船は、それでも何とはなしに航海を続けていた。
ぼくの父親は38歳の若さで他界した。
それは、ぼくの人生へも暗い影を落としていた。
ぼくは自分の心と戦い、かろうじて家族を見守ることができた。
妻は、兄弟の多い家族で育った。
妻は、ぼくには無い家族の絆で家族を守った・・
ただ、今でも、ぼくには解らない。
妻が、ぼくのことを、どう思って結婚したのか。
いまでも、愛情というものがあるのか。
そして
ぼくが家族を愛せるのか、また愛しているのか、ということを。
だけど、なぜだろう、いま
ぼくは、自分の人生に感謝したい気持ちで一杯なんだ
Leon The Professional - Shape Of My Heart - YouTube
お酒のおつまみ
しばらくぶりにブランデーを購入した。
ぼくはストレートで、少しずつ飲むタイプである。
喉元を通る時のジリジリと焦がすような感覚が何とも言えない。
胃袋に到達したときの温もりと、すぐにほろ酔いになれるという印象がある。
しかし、この日は違っていた。
飲んだときの感覚は同じだが、全く意識がハッキリしている。
全く酔うことが出来ない。
何杯か飲んで、この日は諦めて寝ることにした。
どうも、健康的な生活を長らくしたため、肝臓が鍛えられて、アルコールを完全に分解してしまったようだ。
その後、何日か続けると、昔のように酔いが回るようになった。
そうすると、ほろ酔い気分になり、つまみが欲しくなる。
ちょっと変わったつまみを探して作ることにした。
昔、仕事帰りにお酒を飲んだ後は、醤油ラーメンが食べたくなった。
特にラーメンに入っているメンマは好きだった。
ただし、メンマだけだと少し味が薄いように思う。
味付けメンマの値段を考えると、値段の安いタケノコ水煮が使えないか考えた。
さっそく作りました。
ごま油で、切ったタケノコ水煮を炒めます。
次に、醤油 大さじ2、酒 大さじ2、オイスターソース 大さじ2、さとう 小さじ1、鶏がらスープの素 小さじ1/2、しょうがチューブ 3cmを混ぜておいたものを加え、水分なくなるまで炒めます。
最後にラー油を絡めて、お酒に合いそうな、おつまみの完成です。
今度、お酒を飲むときの楽しみです。
お酒といい、美味しいものって体に悪そうですね(汗)
まあ、その分、公園のアスレチックで運動するから、いいか(笑)
ごぼうの炊き込みご飯
白ごはんだけだと少し退屈になるときがある。
ちょうど冷蔵庫にごぼうが残っていた。
ごぼう料理を探していると、炊き込みごはんが目についたので、これを作ろう。
ちなみに、炊き込みごはんは、まぜるだけのやつしか作ったことが無い。
ごぼうを洗うのに、スポンジの硬いほうで擦ると綺麗になるようだ。
ささがきにして、水にさらしてアクを抜く。
ささがきというのは、最初にぬるま湯に20分くらい着けてからのほうが良いらしいが、そのまま鉛筆削りのようにして削っただけ。
10分くらいしたものをザルに上げて、醤油にさらして下味を付けます。
もうひとつの具材、油揚げを細かく切ります。
お釜に、お米2合を研いで水を切っておき、そこへ酒、みりん、醤油を大さじ1、塩、ほんだしを小さじ1入れ、水を規定量いれます。
この釜だと、銀シャリ2のラインまでです。
ここに、ごぼうと油揚げを入れて、普通に炊きます。
炊き上がりまで45分くらいあるので、それまでに他のおかずを作っておきます。
あと10分になりました。
炊き上がりです。
混ぜると、底には焦げ目もあって、美味しそうです。
お茶碗に盛って、少し味見もしてみます。
ほくほくで、香りも良く、美味しいです。
ぼくとしては少し薄味かな~といったところですが、こんなところでしょうか?
作ったものを並べて夕ご飯の完成です。
今日は、サラダにバジルソースをかけて、甘酢肉団子が余っていたので、それもおかずに、左下は、天カスと鰹節、ネギを乗せた麺半分のおそばです。
炊き込みご飯の上に、大葉が無かったのでパセリの粉末を載せました。
ごぼうの炊き込みご飯に、サラダにバジルソースって意外と合うと思いました。
炊き込みごはんは、おかわりしました。
美味しくいただきましたが、ちょっとカロリーが気になりました(汗)
ごちそうさまでした!
参考 食物繊維たっぷり!ごぼうの炊き込みご飯♪ by shokenママ [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが198万品
狂気
月曜日、朝5時半起床。
外は、まだ漆黒の闇に包まれている。
今日はMSのバイトで10か所の写真を撮って報告することが任務だ。
朝6時、車に乗りエンジンをかける。
フロントガラスが凍っているので、しばらくエアコンを効かせる。
車の中は暖房が利いて寒くはない。
夜勤の仕事をしていると中途半端な時間が暇になってしまう。
普通のバイトだと両立が難しいということもあったが、むしろ未知なる可能性を求めて「なにかしよう」と思い、ミステリーショッパーを始めた。
しばらくして、フロントガラスの霜が解け、ようやく目的地へ向かって走りだす。
まだ暗い住宅街には車も人も無いが、メインの道路へ出ると、週開けの通勤の車が稲妻の閃光のように、すさまじい勢いで走り去って行く。
ラジオから懐かしい曲が流れてくる。
ぼくは、車のライトに照らされた道が光の筋になって伸びていく先を見つめた。
誰にでも帰る場所があるのだろうか?
ぼくは、物心ついた頃から居場所の無い肩身の狭さを感じて成長した。
そして昔、父親の思い出がある山に一人で登り、思い出に浸って心を癒すことが多かった。
あるとき自転車で母親の田舎と聞いているほうへ遠出し、あてもなく彷徨い、日が落ちた山々に点々と住宅の明りが見えるのを、どこか届かない温かい家庭の温もりと重ねて心を焦がしていた。
根なし草のように、各地を転々とし、妻に出会い家族ができ、やがて定住を約束した今の中古マンションに住むことになった。
今でも、この場所は他人に誇れるくらい良い棲み家であると思っている。
だが、一抹の郷愁のような心残りがあった。
ぼくの心は、あの父の思い出の残る故郷の山で住ごしたいと願っているのだ。
もし、ぼくが死んだら・・・
こんなとき、ふと暗闇で何者かに語りかけられる胸騒ぎを感じる。
いや、本当のところ、意識がハッキリしないのが、かえって夢の中のように心地良く、いろんな思いが狂気のように湧きあがってくるのだ。
皿洗いの物語
あるとき、ぼくはキッチンの流しの前に立って、皿洗いをしようとした。